アトピーのお肌に向いているボディソープとは?洗う際の注意点も解説

アトピーのお肌に向いているボディソープとは?洗う際の注意点も解説

アトピーのお肌は、触れるものや環境に気を配らなくてはならないため、日々のケアも大変なことでしょう。その中でも、毎日使うボディソープは、しっかりと見定め、肌に負担をかけないものを選びたいものです。
症状を悪化させないためにも、どのようなボディソープがアトピー肌に向いているのかを知ることは大切なことです。
今回は、アトピーのお肌に向いているボディソープの選び方と洗う際の注意点を解説します。自分自身がアトピーの方、子どもなど家族にアトピーがいる方などのお役に立てる記事となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもアトピーとは?

アトピーは、通常の湿疹や皮膚炎とは違い、慢性的に悪化したり回復したりを繰り返す病気です。もともとアレルギー反応を起こしやすい体質だったり、皮膚が弱く刺激を受けやすかったりする方に多い傾向があります。
アトピー性皮膚炎は、赤みのある発疹ができ、かゆみを伴います。掻いてしまうとさらに悪化するので、治療には主にステロイド外用薬が用いられます。
薬以外にも、普段の生活の中で肌を守るためにケアする必要があり、「清潔を保つ」「しっかり保湿する」といったことに注意しなくてはなりません。

アトピーは慢性的に悪化したり回復したりを繰り返す病気

アトピーになってしまう原因

アトピーになってしまう原因は、子どもと大人で異なります。

子どもがアトピーになる主な原因

子ども、とくに赤ちゃんは皮膚の厚みが大人の半分ほどしかなく、皮脂の分泌も少ないのが特徴です。とくに肌の弱い子は、生後3ヶ月頃から肌の乾燥が目立ってきます。
乾燥しやすい赤ちゃんは、ほっぺたがカサカサしていたり、耳たぶの付け根が切れてしまったりします。そのような状態は、肌のバリア機能が低下していて、そこからダニや花粉、ハウスダストや食べ物といったアレルゲンが侵入しアトピーを発症させると考えられています。

乾燥でバリア機能が低下しアトピーを発症させる

大人がアトピーになる主な原因

最近では大人になってからアトピーを発症する人も増えてきています。大人の場合は、ダニや花粉、ハウスダストといった環境アレルゲンに加え、化学物質や食品添加物、強い紫外線などの外界刺激がアレルゲンとなるケースもあります。
また、仕事の疲れやストレスから肌のバリア機能が低下してしまうことも原因のひとつです。

環境と外界刺激でアルゲンになるケースが多い

大人の敏感肌はホルモンバランスの乱れが原因

短い睡眠時間や暴飲暴食、飲酒、喫煙などの生活習慣によって、ホルモンバランスに乱れが生じます。すると、肌のバリア機能が低下し、肌の水分を保てなくなってしまいます。
結果、乾燥肌となってしまい、少しの刺激でも肌トラブルを起こしてしまう敏感肌になってしまうのです。

大人の敏感肌はホルモンバランスの乱れが原因

アトピーのお肌に向いているボディソープの選び方

アトピーの方でも安心して使えるボディソープの選び方を解説します。まずは、ボディソープのパッケージに記載されている成分表をチェックすることから始めましょう。
配合されている成分によって洗い心地や洗い上がりの状態が変わってくるので、肌にやさしい成分が配合されているものを選びましょう。

脂肪酸石けん

刺激の少ない「脂肪酸石けん」をベースにしたものを選ぶ

脂肪酸石けんとは、主に動植物の油から作られている石けんです。科学成分を含んでいないため、肌に余計な刺激を与えることなく洗えます。適度な洗浄力と、すっきりと流れる洗い上がりが特徴です。

セラミド配合は洗った後はしっとりとした肌になる

保湿力の高い「セラミド配合」のものを選ぶ

アトピーのお肌に必要なのは高い保湿力です。洗った後はとくに乾燥しやすいため、ボディソープに保湿成分が配合されているものを選ぶことが大切です。
セラミド」という保湿成分は、高い保湿力を持っているので、これが配合されているものを選ぶと、洗った後、しっとりとした肌にできます。

アトピーのお肌を洗う際の3つの注意点

ボディソープを選んだら、洗い方にも注意しなくてはいけません。肌に負担をかけないように、やさしく洗うのがポイントです。

ゴシゴシ洗わない

「汚れをしっかり落としたい」「かゆみがあるので擦りたい」と思っても、ゴシゴシ洗ってはいけません。肌との摩擦を減らすことが大切なので、たっぷりの泡でやさしくなでるように洗うと良いでしょう。

たっぷりの泡でやさしくなでるように洗う

硬めのボディタオルや泡立てネットで洗わない

体を洗う際にボディタオルを使う方が多いかと思いますが、ボディタオルは「やわらかいタイプ」のものを選びましょう。
また、泡立てネットで直接洗うのもNGです。硬めのボディタオルや泡立てネットが直接肌に触れると傷になってしまう可能性があるので、やわらかい手触りのボディタオルやスポンジ、または手で洗うようにしましょう。

やわらかい手触りのボディタオルやスポンジまたは手で洗う

入浴は15分以内で済ませる

最近では、お風呂の中で読書をしたりスマホを見たりして長湯を楽しんでいる方も増えてきました。しかし、長時間の入浴によって肌の保湿成分が溶け出し、お風呂上りの乾燥が激しくなってしまいます。
アトピーの方の入浴は、15分以内で済ませることをおすすめします。

アトピーの方の入浴は15分以内で済ませる

入浴後はすぐに保湿ケアすることが重要

入浴後できるだけ早く保湿ケアすることが大切です。
子どもの場合は、お風呂上がりもじっとしていないケースも多いかもしれません。また、自分がアトピーの場合でも、お風呂上がりには子どものお世話や家事など他に優先させたいことがあるかもしれません。
しかし、お風呂から上がってからは時間経過とともにどんどん肌の潤いが奪われていきます。浴室を出たら10分以内には保湿ケアをするようにしましょう。

浴室を出たら10分以内には保湿ケアをする

まとめ

アトピーのお肌は繊細で敏感なので、使うボディソープも慎重に選ぶ必要があります。刺激の少ないものや高保湿成分配合のものなどを使って、できるだけ肌に負担をかけないようにすることが大切です。
また、洗い方にもポイントがあります。硬いボディタオルなどでゴシゴシ洗うのはNGです。ふんわりとやさしい、たっぷりの泡を使って洗いましょう。
ファムズベビーシリーズのエンジェルソープは、弱酸性の低刺激製品なので、赤ちゃんや敏感肌の方にも最適です。これひとつでフェイス・ボディ・ハンド・デリケートゾーンなどに使えるオールワンソープなので、全身を安心して洗えます。
必要な潤いを残しつつ、しっかりと汚れを落とし、自然な美肌に導きたい方は、ぜひ一度ファムズベビーシリーズのエンジェルソープをお試しください。