つわりはいつまで続くの?つわりの時期や原因・少しでも楽にする方法を解説

つわりはいつまで続くの?つわりの時期や原因・少しでも楽にする方法を解説

妊娠初期に感じる吐き気やおう吐などの不快感を「つわり」と呼びます。つわりで妊娠に気付いたという人も多いほど、妊婦さんにとっては一般的な症状ですが、つわりの最中は気持ちが悪く「一体いつまで続くのだろう」と不安に感じるものです。
今回は、妊娠初期に現れるつわりの時期や原因、少しでも楽にする方法を解説します。

そもそも、つわりの原因とは

妊娠を教えるように始まるつわりの原因は、はっきりと解明されていません。しかし、つわりを悪化させていると考えられている原因は主に3つあります。

ホルモン量の変化

妊娠するとホルモンバランスが変化し、分泌量が増えると脳にある「おう吐中枢」を刺激して吐き気やおう吐を促進させると考えられています。特に妊娠によって胎盤の繊毛組織から作られるhCGホルモンの分泌量が増える時期つわりが始まる時期が重なっていることが多く、このホルモンがつわりと深い関わりがあるのです。
また、妊娠を継続させるために必要なプロゲストロンは、筋肉の収縮を抑える働きもあるため、消化器官に影響を及ぼすこともあります。そのため、吐き気やおう吐、便秘などの症状が現れるのです。

ホルモンの分泌量が増えるとおう吐中枢を刺激し吐き気やおう吐を促進させる

子宮の変化

妊娠すると大きくなった子宮が胃などの消化器官を圧迫することで、吐き気やおう吐を感じることもあります。

大きくなった子宮が胃などの消化器官を圧迫する

ストレス

妊婦さんは、妊娠や出産によって生活が大きく変わっていきます。つわりによる身体的ストレスの他にも、さまざまな精神的ストレスを感じるようになりますが、このストレスがつわりを悪化させる要因になると考えられています。

さまざまな精神的ストレスがつわりを悪化させる

つわりはいつまで続く?

医学用語で「悪阻(おそ)」と呼ばれているつわりは、症状に個人差があり、全く感じない人もいれば点滴や入院が必要となるほど重くなる人もいます。
症状に個人差のあるつわりですが、始まる時期は、あまり差がなく妊娠5週目からが多いとされています。妊娠5週目ごろから始まったつわりは、妊娠12週から13週になるとほとんど終わりますが、中には16週目や20週目ごろまで続くこともあります。また、つわりのピークは、妊娠8週目から10週目くらいです。

つわりのピークは妊娠8週目から10週目くらい

つわりの種類

つわりのイメージとして「吐き気」や「おう吐」を想像しますが、さまざまな種類があります。
食事をすると気持ちが悪くなる「吐きつわり」や空腹になると気持ちが悪くなる「食べつわり」。匂いで気持ちが悪くなる「匂いつわり」、よだれが大量に出る「よだれつわり」などがあります。他にも、「ゲップが出る」「頭痛」「体のほてり」「食べ物や飲み物の好みが変わる」「感情の起伏が大きくなる」「便秘」「倦怠感」などがあります。

つわりの種類

【症状別】つわりを少しでも楽にする方法

つわりは、対処をしたからといって完全になくなるものではありませんが、工夫することで楽になることもあります。ここでは、症状別につわりを少しでも楽にする方法を紹介します。

吐きつわりの場合

吐き気がひどく、何かを口にすると吐いてしまう場合は、無理に食べようとせずに水分補給だけしっかりしておきましょう。
柑橘系の果物や梅干し、口当たりの良いプリン、ゼリーなどが比較的食べやすいのですが、自分の食べたいもの、飲みたいものを摂取するようにします。
また、生姜やビタミンB6が多く含まれている食物は、つわりを軽減させるとされています。生姜湯やアボカド、バナナなどを無理しない程度に摂取してみるのも良いでしょう。

吐きつわりの場合

食べつわりの場合

食べ物を口に入れておかないと気持ち悪くなってしまう場合は、食事の回数を多くすることやガム、飴などを常備し、すぐに食べられるようにしておくと良いでしょう。しかし、1日の摂取カロリーをオーバーしないように低カロリーのものを選ぶことも大切です。
また、寝起きに気持ちが悪くなる場合は、簡単に食べられるおやつや飲み物を枕元に用意しておくのもおすすめです。

食べつわりの場合

匂いつわりの場合

特定の匂いで気持ちが悪くなる場合は、マスクで症状を軽減できます。また、食べ物の匂いが気になる時は、冷ますことで匂いが少なくなります。

匂いつわりの場合

よだれつわりの場合

外出先で大量によだれが出ると困ります。よだれは、食べ物などで軽減されることはないので、「常にタオルを持ち歩く」「マスクの中にガーゼを入れて濡れたら取り換える」などの対策をとってみましょう。また、枕元に洗面器を置いておくと、すぐに吐き出せるので便利です。

よだれつわりの場合

歯磨きが気持ち悪い場合

歯磨き粉の味や匂いで気持ちが悪くなる場合は、無理に磨かなくても大丈夫です。歯磨き粉を付けずにブラッシングだけすることや口をゆすぐだけでも構いませんが、虫歯が気になる場合は、症状を歯科医に伝え相談してみると良いでしょう。

まとめ

つわりがひどいと何もしたくなくなりますが、そんな時は、無理をせず安静に過ごすことも大切です。家族や周囲の理解を得て、のんびりと過ごしましょう。
それでもつらい場合は、我慢をせずに主治医や助産婦からアドバイスをもらえば、気持ちも楽になります。つわりは、赤ちゃんからのメッセージと考え、体を慣らしていく期間と考えましょう。