妊娠中のつらい頭痛を何とかしたい!原因と対処法は?

妊娠中のつらい頭痛を何とかしたい!原因と対処法は?

妊娠してから起こる頭痛…「妊娠中だから薬も飲めない。我慢するしかないの?」と対処法に悩んでいる妊婦さんも多くいます。今回は、妊娠中の頭痛の原因や種類、おすすめの対処法、注意事項を解説します。頭痛に悩んでいる妊婦さん必見です。

妊娠中に起こる頭痛の原因

妊娠中は、体にさまざまな変化が現れますが、その中に頭痛もあります。では、妊娠中に起こる頭痛はどのようなことが原因なのでしょうか。

ホルモンバランスの変化


エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンは、女性の体にとって大切なものです。この2つのホルモンのバランスが妊娠によって変化し、頭痛や倦怠感、むくみなどの症状が現れることもあります。

鉄欠乏性貧血


妊娠中は、お腹の赤ちゃんを育てるために血液量が増加しますが、赤血球やヘモグロビンなどの割合が減少するので、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。鉄欠乏性貧血を起こすと頭痛や肩こり、立ち眩みなどの症状が見られる場合もあります。

脱水症状


妊娠初期は、つわりでおう吐を繰り返すことや食べ物、飲み物の摂取が困難で脱水症状になることがあります。脱水症状が重症化すると体内の水分が薄くなり、頭痛や吐き気、筋肉のけいれんなどが見られます。

妊娠高血圧症候群


妊娠20週から出産後12週までに血圧が高くなると、妊娠高血圧症候群に罹患した可能性があります。この病気は、無症状のこともありますが、継続した頭痛や耳鳴り、ほてりなどの症状が現れることもあります。妊娠中の高血圧は、お腹の赤ちゃんにも影響を与えることがあるので注意が必要です。

妊娠中に起こる頭痛の種類


妊娠中に起こる頭痛にもいくつか種類はありますが、ここでは妊娠初期と後期の起こる頭痛を紹介します。

妊娠初期に起こる「偏頭痛」

妊娠初期に起こりやすい頭痛に「偏頭痛」があります。偏頭痛は、脳の血管が急激に拡張することで、こめかみや目の周りがズキンズキンと痛み、ひどい場合は、吐き気やおう吐を引き起こすこともあります。

偏頭痛の原因は、ストレスや疲労といわれていますが、妊婦さんの場合は、黄体ホルモンの増加によって自律神経のバランスが崩れることで起こると考えられています。つわり症状のひとつなので、安定期に入ると自然に収まります。

妊娠後期に起こる「緊張型頭痛」

「緊張型頭痛」は、妊娠中期から後期に起こる頭痛で、後頭部から首筋を中心に頭全体を締め付けられるように痛みます。

緊張型頭痛は、筋肉が緊張することで血流が悪くなり起こる頭痛で、お腹が大きいために不自然な姿勢を取ることや運動不足になりやすい妊娠後期に起こります。偏頭痛と違い、吐き気などは起こりませんが、めまいや倦怠感を伴うことがあるため注意が必要です。

妊娠中の頭痛を和らげる方法


では、妊娠中の頭痛を和らげる方法はあるのでしょうか。種類別に和らげる方法と効くツボをご紹介します。

偏頭痛を和らげる方法

脳の血管が広がることで起こる偏頭痛の場合は、脳を休ませてあげることが大切です。光や音など刺激になるものを避けて、暗く静かな部屋でゆっくりと横になりましょう。このときに、頭や首筋などを冷やすと血管が収縮されて痛みが和らぎます。

また、血管を収縮させる効果のあるカフェインを少量摂取することも効果的です。妊娠中のカフェイン摂取に不安がある人は、医師に相談するとよいでしょう。偏頭痛の場合は、体を温めると頭痛を悪化させてしまうことがあるので、入浴はシャワーがおすすめです。

【偏頭痛に効くツボ】

偏頭痛には、手にある「合谷」というツボを刺激すると効果があるといわれています。「合谷」は、親指と人差し指の骨が交わる部分よりも少し人差し指側にあるツボです。少しへこんでいる部分を反対側の親指と人差し指で優しく押してあげましょう。

合谷は、頭痛や肩こり、イライラなどの不調を改善してくれる「万能のツボ」とも呼ばれているので、頭痛のとき以外でも試してみる価値ありです。

緊張型頭痛を和らげる方法

血行不良が原因で起こる緊張型頭痛の場合は、痛みを感じるところを温めることで症状を軽減できます。痛みを感じたら、安静にして後頭部や首、肩など痛みを感じる場所を温めてあげましょう。また、適度な運動も緊張型頭痛を和らげる手段のひとつです。ウォーキングやマタニティスイミングなどで脈拍が100~120拍程度の運動がおすすめです。

【緊張型頭痛に効くツボ】

緊張型頭痛の場合は、首や頭を直接刺激しても大丈夫です。そのため、両耳と鼻の延長線上に交わる頭の頂上部分の「百会」のツボを刺激するとよいでしょう。デリケートな部分なので、指の腹で優しく押してあげることが大切です。百会は、自律神経に効果があるツボとされています。

頭痛が出るタイミングを知ることも大切

頭痛が出るタイミングを知ることも大切です。たとえば、「明るいところにいた」「食べすぎた後」「寝不足」など、頭痛が現れるタイミングを知ることで対処がしやすくなります。食べすぎると頭痛が起こる場合は、食事の量を調整することで頭痛を抑えられる可能性もあります。

妊娠中の頭痛で注意したいこと


妊娠中は、赤ちゃんへの影響を考えると気軽に頭痛薬を飲むこともできません。どうしても我慢できないときは、薬の注意書きや薬剤師に確認をしてから飲むようにしましょう。頻繁に頭痛が起こる場合は、医師の判断を仰ぎ、薬を処方してもらうと安心です。

また、頭痛と一緒にむくみが出た場合は、妊娠高血圧症候群が疑われるので、心配な場合は、病院で受診したほうがよいでしょう。

まとめ

妊娠中に起こる頭痛は、ホルモンバランスの乱れや疲れ、神経質になっていることから起こる場合もあるので、リラックスすることが大切です。また、自分の頭痛のタイプを知ることで温めるなどの対処法を試してみることもできます。

それでも痛みが取れない場合は、無理せず病院を受診し痛みを取り除いてもらいましょう。妊娠中は、痛みを軽減させてストレスを感じないようにすることが一番です。