赤ちゃんのおなかを守ってくれるオリゴ糖!与えるメリットや方法・目安量を解説

赤ちゃんのおなかを守ってくれるオリゴ糖!与えるメリットや方法・目安量を解説

オリゴ糖は腸内環境を整えて、赤ちゃんのおなかを守ってくれる食材として人気を集めています。赤ちゃんの便秘で悩んでいるママやパパにおすすめですよ。
今回はオリゴ糖とはどのようなものなのか、赤ちゃんに与えるメリットや方法・目安量などについて解説します。

そもそもオリゴ糖って何?

そもそもオリゴ糖とはどのようなものを指すのでしょうか。
糖類と一口にいっても種類はさまざまです。最小単位を単糖と呼び、ブドウ糖や果糖が含まれます。
オリゴ糖とは単糖が3つ以上結びついたものを指し、現在はシロップや顆粒としてお店で販売されているのを見かけますね。もともとは母乳の研究から注目されたもので、さつまいもやハチミツなどの食品にも含まれています。ほんのりとした甘みがあるため、砂糖の代わりに使われることも少なくありません。

腸内環境を整える効果がある

オリゴ糖には腸内環境を整える効果があります。胃酸や消化酵素によって消化されにくい難消化性のオリゴ糖は、口に入ってから大腸までしっかり届くのが特徴です。
腸のぜんどう運動を活発にして、腸内環境を整える役割を持つビフィズス菌のエサとなり、ビフィズス菌は有酸菌を生みだします。そして、有酸菌がたくさん生まれることで、腸内環境が整っていくのです。
ビフィズス菌と聞くと、ヨーグルトなどの発酵食品をイメージする人も多いのではないでしょうか。発酵食品はそれ自体にビフィズス菌を持っているため、オリゴ糖との違いはビフィズス菌を口から摂取するか腸内で増やすかだけです。ただし、口から摂取したビフィズス菌は消化酵素などで分解されやすく、おなかの中に残りにくいとされています。

オリゴ糖

虫歯になりにくい甘味料として使える

甘いものと聞くと心配なのが虫歯ですよね。しかしオリゴ糖は虫歯になりにくい甘味料として使用可能です。
虫歯の原因となるのはミュータンス菌と呼ばれるもので、オリゴ糖はミュータンス菌のエサになりにくいといわれています。普通の砂糖よりも虫歯になりにくいため、大切な赤ちゃんにも安心して与えられるでしょう。

砂糖よりも虫歯になりにくい

カロリーは通常の糖の半分ほど!

オリゴ糖が持つカロリーは、なんと通常の糖の半分ほどです。種類によって多少の差はあるものの、1gあたりのカロリーが白砂糖4kcalに対して、オリゴ糖の場合は2~3kcalとなっています。
前述したように難消化性であることから、胃や小腸で吸収されにくいためですね。「ダイエットをしたいけど、甘いものも諦められない!」といった人にもおすすめです。

1gあたりのカロリーが白砂糖4kcalに対しオリゴ糖は2〜3kcal

赤ちゃんにオリゴ糖を与えるメリット

赤ちゃんにオリゴ糖を与えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なものを2つ見ていきましょう。

オリゴ糖を与えるメリット

便秘改善につながる

まずは便秘の改善です。
生後間もない赤ちゃんの腸内は、ほとんどがビフィズス菌で占められています。出産のときにママから菌を受け継ぐためです。
しかし離乳食がスタートすると、ビフィズス菌の数は急激に減少。そのためうんちが出にくくなる赤ちゃんも少なくありません。便秘が続けば続くほど、うんちに含まれている水分が腸内で吸収され、ますます出にくくなってしまいます。
なるべく早い段階で赤ちゃんの便秘を改善するために、オリゴ糖が役に立つでしょう。

低カロリーで虫歯になりにくい離乳食、おやつを作れる

低カロリーで虫歯になりにくい離乳食、そしておやつを作れるのが2つ目のメリットです。
前述したようにオリゴ糖は虫歯になりにくく、またカロリーは通常の糖の半分ほど。赤ちゃんの虫歯やカロリー摂取量が気になるママやパパにとって、砂糖の代わりとして安心して使えますね。

赤ちゃんにオリゴ糖を与える方法

赤ちゃんにオリゴ糖を与える場合は、以下の方法で行うようにしましょう。

赤ちゃんにオリゴ糖を与える方法

離乳食開始前:粉ミルクや白湯に混ぜる

離乳食がはじまる前は、粉ミルクや白湯に混ぜると良いです。ただし、はじめてオリゴ糖を与える場合は、赤ちゃん向けのものを選ぶようにしてください。

離乳食開始後:離乳食やおやつに、砂糖の代わりとして使う

離乳食がスタートした後は離乳食やおやつに、砂糖の代わりとして使うのが良いでしょう。ほんのりとした甘みで、濃い味付けに慣れさせたくない子どもにピッタリです。フレンチトーストや肉じゃが、プリン、ヨーグルトなど使えるメニューはたくさんあります。

赤ちゃんに与えるオリゴ糖の目安量

赤ちゃんにオリゴ糖を与える場合は、与える量に注意してください。シロップタイプならティースプーン1杯ほど、顆粒タイプなら耳かき1杯ほどが1日の目安です。ただし、販売しているメーカーによって目安量は異なるので、必ず使用する前にチェックしてくださいね。

赤ちゃんにオリゴ糖を与えるときの注意点

オリゴ糖を赤ちゃんにたくさん与えてしまうと、おなかがゆるくなったり張ったりする可能性もあります。与えすぎに注意をして赤ちゃんの様子を観察しながら、量を調整してあげると良いですね。
またカロリーはゼロではありません。通常の糖よりもカロリーが半分とはいえ、しっかりカロリーがあります。砂糖よりも甘みが控えめな分、砂糖と同じ甘さにしようとしてたくさん使うと、結局カロリーは多くなってしまうでしょう。
使いすぎに気をつけて、オリゴ糖本体のほんのりとした甘さを楽しむようにしてくださいね。

まとめ

赤ちゃんのおなかを守る食材として注目されているのがオリゴ糖です。腸内環境を整えることから便秘の改善につながり、また虫歯になりにくい離乳食やおやつ作りに活用できます。
ただし、一度にたくさん与えるとおなかがゆるくなったり、張ったりすることもあるので、目安量を参考にしながら赤ちゃんの様子を見て調整してください。
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