取材・相談してきました!

第21回は都内で一番人口が多く、
子育て行政の規模も大きい世田谷区を
取材してきました。

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広い公園から最新スポットまで
多彩な魅力がいっぱい

世田谷区には、駒沢オリンピック公園や砧公園をはじめ大きな公園が多く、多摩川沿いの緑地や、都内唯一の渓谷、等々力渓谷があって自然豊か。下北沢や二子玉川といったおしゃれエリアから下町風情の残る商店街もたくさんあって、ファミリーが住みやすい街です。

子どもや若者が住みやすいまちづくりにも力を入れていて、「子ども・子育て応援都市」を宣言しています。

23区で2番目に面積が大きく、90万人を超える人が住んでいるので、県と同じぐらいの行政規模。そのため、世田谷、北沢、玉川、砧、烏山の5地域に総合支所と子ども家庭支援センターがあるのも特徴です。

今回は、そんな世田谷区の子育てサポートについて、子ども・若者部 子ども家庭課 子ども・子育て支援担当の方々にお話を伺いました。

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下北沢の最先端スポットには子どもが遊べる土管を設置した広場も
下北線路街 空き地:下北線路街 運営事務局提供

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三軒茶屋から下高井戸まで住宅街をのんびり走る世田谷線

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広い芝生広場や美術館まである砧公園

新米ママ・パパに寄り添う切れ目のないサポート

世田谷区では、妊娠期から就学前まで切れ目のない支援を行う世田谷版ネウボラに取り組んでいます。ネウボラはフィンランド語で「相談・アドバイスの場所」という意味。その名の通り、子育て中の方が、いつでもどこでも相談できるような体制をつくっています。
「ネウボラは、ママ・パパなど子育て当事者だけでなく、地域で暮らす方々がつながりながらいっしょに子育てできることを目指しています」子ども・子育て支援担当。

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区内では世田谷版ネウボラをわかりやすく
イラストで説明した冊子を配布しています

お得なことがいっぱい!ネウボラ面接

妊娠届けをした方にまず案内するのが、ネウボラ面接です。保健師、母子保健コーディネーター、子育て応援相談員がチームとなって、妊娠中の困りごとや出産後の心配などの相談にものってくれます。子どもが生まれる前から「保育園どうしたらいいですか?」なんて質問もあるとか。どんな相談でもウェルカムということなので、これからの子育てに役立つ情報をここでゲットしてください。

しかも、面接に行くとうれしいプレゼントが! 妊娠中から子育てまで役立つ情報を網羅した「母と子の保健バッグ」と1万円分の「せたがや子育て利用券」がもらえます。

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母と子の保健バッグ

詳しくは、
ネウボラ面接(妊娠期面接・産後面接)

子育ての困りごとは「子育て相談」へ

子どもが生まれて外出もままならない!なんてときは、電話やメールで子育て相談ができます。引っ越してきたばかりで窓口がわからない、なんとなくイライラ・モヤモヤするから話たい! 妊娠や出産、子育てに関わる助成は? 一人では出歩けないからどうしたらいい? なんでもOKです。

詳しくは、
利用者支援事業「世田谷区地域子育て支援コーディネーター」

どこに電話したらいいかわからない方は、中間支援センターで受け付けてくれます。
電話:070-5011-5270
メールアドレス:shien@setagaya-kosodate.net

SNSで大事な子育て情報をお知らせしてもらおう

妊娠のときから就学前までの情報を教えてくれる『せたがや子育て応援アプリ』が便利です。出産予定日や赤ちゃんの誕生日、住んでいる地域などを登録しておけば、プッシュ通知で必要な情報をお知らせしてくれます。保育園の空き情報や近所の施設のオムツ替え・授乳スペースも検索できるので役立ちます。

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詳しくは、
せたがや子育て応援アプリを配信しています

情報を得るなら世田谷区のLINEもおすすめです。
区公式LINE(ライン)で情報を提供しています

おもいっきり遊んで悩みを解消
「おでかけひろば」へGO

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かもちゃんひろば:世田谷区提供

気軽に子育ての相談ができたらな〜と思っている方には、区内に40カ所以上もある「おでかけひろば」がおすすめです。世田谷区にお住まいの未就学(主に0歳から3歳)のお子さんとその保護者等が利用できます。子どもを遊ばせながら経験豊富なスタッフに話を聞いてもらったり、親御さん同士でコミュニケーションしたり、いろいろなつながりができるから子育て中の孤独も解消!
「絵本の読み聞かせや離乳食の講習会、ベビーマッサージなど、さまざまなイベントも用意されています。それぞれの施設に特徴がありますから、いろいろなところに行ってお気に入りをみつけてほしいです。また、『おでかけひろば』の中には、理由にかかわらず子どもを預けられる『ほっとステイ』を実施している施設もあります。たまにはお子さんを預けてほっと一息してみませんか。『せたがや子育て利用券』を利用できる施設もあります。」子ども・子育て支援担当職員。

詳しくは、
親子のつどいの場「おでかけひろば

地域でもっと子育て♪
親子で楽しむ「つなプロ」

妊娠のときから就学前までの情報を教えてくれる『せたがや子育て応援アプリ』が便利です。出産予定日や赤ちゃんの誕生日、住んでいる地域などを登録しておけば、プッシュ通知で必要な情報をお知らせしてくれます。保育園の空き情報や近所の施設のオムツ替え・授乳スペースも検索できるので役立ちます。

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多摩川をカラダ全部で体感する
「きぬたまあそび村」の夏の川あそび
NPO法人 砧・多摩川あそび村提供

区内では、子育て支援活動団体等による子育てサポートの活動も盛ん! 行政も連携して地域でつながる子育てを目指しています。そのひとつが、子ども・子育てつなぐプロジェクト『つなプロ』です。
「世田谷区には、子育てや子どもの成長をサポートする団体等がたくさんあります。その団体の活動を長く続けていただくために、区がサポートしようとこのプロジェクトがスタートしました。始まって12年目になります」子ども・子育て支援担当職員。

現在『つなプロ』に登録しているのは60団体! 講座やワークショップ、遊び、読み聞かせ、音楽、相談など多彩なプログラムがありますから、親子で楽しんでください。

どんな団体があるのかはコチラをチェック!
「子ども・子育てつなぐプロジェクト」登録団体一覧

地域の輪が広がる!
『世田谷子育てメッセ』に注目!

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区では、『つなプロ』の各団体の継続や発展のために、団体同士の横のつながりの場を設ける交流会を実施しているそう。運営方やアイデアなど情報共有ができるから、活動していくうえで心強いですね。そのなかで年に一度、区主催で「世田谷子育てメッセ」を開催し、広く活動内容をPRするとともに、親子が参加しやすいきっかけづくりをしています」
「期間中は、各団体がオンラインも含めさまざまなイベントを開催しているので、初めての方でも気軽に参加できると人気です。イベントに参加したことでママ友やパパ友ができたというお声や、長期間やっているからいろんなイベントに参加ができてよかったという感想をいただいています。これをきっかけに、ぜひ地域とつながってください」子ども・子育て支援担当職員。

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第21回 世田谷子育てメッセ:
11月10(木)〜12月9日(金)

イベントの詳細は、
世田谷子育てメッセのポータルサイト
からチェックできます。

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世田谷子育てメッセのポータルサイト 
QRコード

世田谷の外遊びをたのしもう!

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おもに乳幼児親子〜未就学の子どもを対象にどろんこ遊びやままごとなど遊び場をつくるプレーリヤカー:世田谷区提供

自分の責任で自由に遊ぶ冒険あそび場『プレーパーク』や、多摩川の自然を活かした遊び場『きぬたまあそび村』、小さなリヤカーに遊具を積んで身近な公園で土・泥・水遊びやおままごと遊びができる『プレーリヤカー』、プレーパークのない地域へ遊びの出前をする『プレーカー』など、外遊びが楽しめる場がいろいろ用意されています。

「プレーパーク」自分の責任で自由に遊ぶ冒険あそび場

プレーリヤカー・プレーカーであそぼう!(実施日程・場所について)

「きぬたまあそび村(砧・多摩川あそび村)」多摩川のはらっぱで遊ぼう!について

赤ちゃんが泣いても安心できるやさしいまちへ

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「WEラブ赤ちゃんプロジェト」で配布しているステッカーやキーホルダー、エコバッグ。
身につけることで周囲のママ・パパを応援

世田谷区では、“赤ちゃんの泣き声を温かく見守っていきましょう!”という『WEラブ赤ちゃんプロジェト』をウーマンエキサイトとともに展開しています。
「赤ちゃんの泣き声が周囲に迷惑をかけているのではと思い悩んで外に出るのを躊躇してしまうママやパパもいます。赤ちゃんは泣くのが仕事、気にしないでと声をかけられればいいのですが、なかなかできないこともあります。そんなとき、“泣いてもいいよ”という気持ちを伝えたくて、ステッカーやキーホルダー、エコバッグなどを配布しています。」子ども・子育て支援担当職員。

取材してみて、大きい世田谷区だからこそ民間とも協力して、地域全体で子育てに力を入れていることがよくわかりました。世田谷区にお住まいのママ・パパは、このサポートやサービスを利用して、どんどん地域とつながって子育てを楽しんでほしいです。

※この情報は2022年10月24日現在のものです

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