2階は科学技術、その歩みに迫ったフロアです。人口衛星や、1956(昭和31)年、日本で初めて稼働した電子計算機などが展示されています。
SFU:宇宙赤外線望遠鏡などの天文観測装置、科学、工学実験のための装置が搭載。
この大掛かりな装置から始まり、現在のスマホに繋がっています。
3階は今回行けなかったのですが
「大地を駆ける生命-力強く生きる哺乳類と鳥類を見るー」フロア。
1.進化の頂点・野生大型獣
2.動物たちが生きるための知恵
3.サバンナの哺乳類
4.われわれの隣人
5.絶滅の淵で
6.鳥の多様な形
というテーマで展示されています。
つづいてB1階は新生代~中生代に繁栄した恐竜群が圧倒的な迫力で展示、またB2階は古生物や人類の進化について、深海の微生物群の拡大模型があります。
またB2階には色々な鉱物も紹介されています。
そして多くの人でにぎわっていた、B1階恐竜ゾーンは感動と感心で生きる為の進化やすごさを感じました。本当にこのような生物がいたという事実、そして現在こうして目の当たりにできる事に感謝感激です。大げさかもしれませんが一生に一度は見た方が良いと思います!
ティラノサウルス:竜盤類 > 獣脚類 > コエルロサウリア類 白亜紀後期(全長10.3m)
テトリケラトプス:鳥盤類 > 周飾頭類 > 角竜類 白亜紀後期(全長5.7m レプリカ標本)
スコロサウルス:鳥盤類>装盾類>鎧竜類 白亜紀後期(全長4.1m実物化石含む)
ステゴサウルス:鳥盤類 > 装盾類 > 剣竜類 ジュラ紀後期(全長4.7m実物化石含む)
“おまけ”
まだまだ沢山紹介したいものが沢山ありますが“これ”だけ載せさせてください!
日本館 2F 忠犬ハチ公(写真提供:国立科学博物館)
そう、皆さんご存じの「渋谷駅の忠犬ハチ公(銅像)」の剥製標本です。
第一印象は「ハチ公って本当にいたんだっ!」という感じでしたが、ハチ公のエピソードは心に染みる物語なので、その主人公を目の当たりにするとより感慨深い気持ちになりました、皆さんはどのような印象を受けましたか? 筆者の様に楽しんで頂けたら幸いです。
いかがでしたでしょうか?
国立科学博物館は、興味が湧いたもの、様々な発見をしたものについてお子さんだけではなく保護者の方にも「驚き」や「発見」を共感してもらい、博物館での体験をご家庭に持って帰ってもらうために展示していて、そのねらいに“親子のコミュニケーション”が隠れています。そして知識が得られるだけではなく、感じる力、考える力が養われます。こんなにも楽しめて知識や感性が育まれ、家族の思い出や絆も育まれる素敵な場所はそうそうないですよね。
実際に行って隣にいた親子は、保護者が同じ目線に立って「大きいね」「きれいだね」「不思議だね」と声をかけて、お子さんが素直に思った事・感じた事を話しとても楽しそうな光景が沢山ありました。また博学な親子は、1つ1つ詳しくお子さんに「これはね、この時期にこんな事が起こったんだよ。その時のものがコレだよ」など、私も横にいたので聞こえてきたのですが、とても分かりやすいガイドで『なるほど』と勉強になりました。
驚いたのがそのお子さんです、小学校低学年だと思うのですが『ちょっと難しいのでは?』と思う事も「そうなんだ、だからこれはこういう理由があるの?この時代に続いていくの?」と、知識がありしっかり理解した上で会話をしていた事です。
年齢・世代が関係なく興味が共通する事で対等に話している姿がほほえましかったです。
子供の好奇心はすごいので、博学な保護者でもたまにお子さんに教えてもらえるような場面もあるでしょう、そのような会話ができる事はとても嬉しいですね。
小さいころに行った場所や思い出は大人になっても記憶が残りますよね?我が子の知的好奇心はどの分野にフラグが立つのか、それは親として楽しみですね!みんなで楽しめる台東区に旅行してみるのはいかがでしょうか?
常設展の入館料:
〔一般・大学生 630円〕
〔65歳以上の方および18歳未満の方
(高校生・高等専門学校生含む)以下 無料〕
休館日:
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月28日~1月1日)
※2020年6月1日入館より、有料・無料の方すべてのお客様を対象に事前予約をお願いしています。無料入館の方はご来館時に上記の証明書や会員証等をご提示ください。
詳細は「予約サイト」のウェブページをご覧ください。
https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation/
※日本館、地球館の常設展では日本語のほか、英語、中国語、韓国語でも解説していますよ。
日本館上空写真(写真提供:国立科学博物館)
国立科学博物館HP
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